2011年4月15日金曜日

日本人として…

日本人が癌で死亡する割合が高いのは
公衆衛生の勝利と
医学の進歩と
お金持ちだから…
コレは途上国で暮らした経験から言わせてもらおう。
加えて友人の医者も同じことを言っている。

現在、癌は完治しない病気である。
癌の部分が無くなっても医者は「完治」という言葉を使わない。
5年生存率、10年生存率といった
あと何年ぐらいは生きることが出来るでしょう?的な言葉である。


WebMasterは途上国で日本では罹患している人を見ることもない
「腸チフス」に罹った。
放置しておくと腸に穴があき内蔵がヤラれ多臓器不全
若しくはその前に脱水で…と死に至る病である。

大きい病院まで400km。自分で車の運転なんて出来る状態でないし
まさか自分が死に至る病になっているとも思っていない。
バスに乗り首都の大きな病院までやってきたら
「即入院」あんた黄疸出ているよ…と医者に言われた
入院中は1錠1500円もする薬を日に4回飲む。そして1ヶ月入院した。
平均月収が2万円に満たいない国で…
お分かりだろうか?現地の者はソノ薬は飲めないのである。
だから罹患するとその国では「助からない病気」なのである。
通常、日本と違い海外では医療費がべらぼうに高い。
国が支えている保険がないためだ。

殆どの病気を日本では治療してしまう。
心臓に穴が空いていたとしても胸を開き縫って塞ぐことが出来る。
WebMasterのいた国では多分その手術はできない。。。
お金持ちは他の医療先進国で癌の治療や心臓の病気を治療している。
不公平だといえばそうなのかも知れない。
しかし現実で事実である。

楽観視しているわけではない。
現在の医学が進歩して日本が現在の状態にあれば
癌も「完治」させることが出来る病気になる日が来るかも知れない。
日本も江戸時代には「敗血症」でも死に至る病だった事を知っていますか?